水彩画の描き方のコツを知ると、絵の時間が楽しくなる♪
学校で水彩画の時間が始まったけど…
「うちの子、絵を描くのが苦手みたい」と感じている親御さんも多いかもしれません。

絵を描くのって苦手なんだよね~
絵を描くのが苦手だと、絵の授業を苦痛に感じたり、楽しくない時間になってしまいます。
でも、ちょっとしたコツを知っているだけで、水彩画はもっと楽しく描けるようになります。
私自身も小学生の頃は絵が苦手でした。
そんな私がこんなにも水彩画は楽しく、生活を豊かにしてくれるものだと思えるようになったのは何故なのか?



水彩画を上手く描くには、押さえておくべきコツがあります。



上手に描けるコツって知りたいな!
この記事では、私の経験をもとに、小学生が楽しく取り組める水彩画の基本をやさしく解説していきます。
下書きのコツから、絵の具を塗る順番、仕上げのポイントまで、絵の授業や親子で絵を楽しめるヒントがたっぷり。
きっと「絵を描くのって楽しい!」と思えるようになりますよ♪
水彩画の基本の道具


水彩画を描く前に、まずは水彩画を描くために必要な基本の道具について解説します。
基本の道具を揃えて、それぞれの道具を正しく使うことも上達の秘訣ですね!
水彩画の道具 【絵の具・パレット】


この記事では、小学校の授業でも使うことの多い「サクラマット水彩」絵の具を使用して解説しています。
水彩絵の具には、「透明水彩」と「不透明水彩」の絵の具がありますが、「サクラマット水彩」の絵の具は、この2つの水彩の性質を持っています。
水の量を多く溶くことで「透明水彩」のように、また、水を少なく溶くことで「不透明水彩」のように使うことができます。
パレットはプラスチック製のパレットが安価で手に入ります。
使う絵の具を少量パレットに出し、絵の具を混ぜるのに使いましょう。
水彩画の道具 【筆】
筆は、丸筆の14号前後と6号前後の大小の筆を用意するとよいでしょう。
広い部分は大きな筆で塗り、細かい部分は小さい方の筆で描きます。
描くのに慣れてきたら、大きな筆でも穂先をパレットで揃えてとがらせるようにして描くと、ある程度の細かい線まで大きな筆のみでも描けるようになります。
穂先の材質は、水含みの良いナイロン製のものが穂先のコントロールがしやすく、使いやすいです。
価格も安価で手に入りやすく品質も良い、ぺんてるの「ネオセーブル」やサクラの「ネオセブロン」がお勧めです。
水彩画の道具【筆洗】
「筆洗」とは、筆を洗ったり、絵の具を溶く時に使う水の器です。
水彩画は水の使い方が上達の大きなポイントの1つでもあります。
水彩画では、次の絵の具を使う際、筆に付いている絵の具を水で洗ったり、絵の具に水を混ぜて絵の具を溶いたりする際に筆洗を使用します。
このように、水を多く使う水彩画では、水を入れる部分が3つ以上あるものをお勧めします。
筆洗の使い方としては、一番多く水が入る部分を筆を洗う場所として使用し、残りの部分の水はきれいなままにしておきます。
この綺麗な水で絵の具を溶くことで、色が濁ることを防げます。
また、筆洗は大き目の物を用意すると、頻繁に水を変える手間が省けますので便利です。
水彩画の道具 【水彩紙】


不透明水彩は画用紙にも描けますが、水を多めに溶いて透明水彩のように使う場合は、水彩専用の用紙を使用することをお勧めします。
画用紙に水を多めに溶いた絵の具で描くと、紙が水を吸わずに絵の具が流れたり、紙が水でデコボコになったりして上手く描けません。
水彩画の道具 【その他の道具】





練消しゴムがあると便利だね!
その他、以下のような道具も準備してください。
・タオル
筆に付いた水の調整に使います。水彩画は水のコントロールが上手く描くコツとも言えます。使い古した綿100%のタオルが水をよく吸って使いやすいです。
・鉛筆
絵の下書きの際に使用します。HBの鉛筆がお勧めです。
・練消しゴム
練消しゴムは消しカスが出ないので下書きの際に便利です。また、消しゴムの形を自由に変えられるので、消しゴムを細くして細かい部分を消すこともできます。



道具について詳しくは、こちらの記事も参考にしてみてくださいね!


【遠近法】奥行きを感じる風景画を描くには?


風景画を描く際は、遠近感が上手く表現できるかどうかにより、出来栄えが大きく変わってきます。
ここでは、風景画には欠かせない遠近感を表現する方法を解説します。
風景を「遠景」「中景」「近景」に分けてみる
遠近感を意識して表現するためには、まず、これから描く絵の中の風景を「遠くの風景」「中間の風景」「手前の風景」の3つに分けて描きます。
描きたい風景をおおざっぱに「遠くに見える風景」「中間の位置に見える風景」「手前の風景」に分けてみましょう。
「遠近法」を使うと風景画はグッと上手に見える♪
手前の風景と比べて薄い色を使い、輪郭線をぼんやりと描きます。また、細部はあまり描きこまないようにします。遠くに山がある時は、薄いブルーグレーの色を作って塗ると、遠方の表現ができます。(空気遠近法)
「中間の風景」と「近くの風景」
「中間の風景」から「近くの風景」になるにしたがって徐々に輪郭線をはっきりと、そして、濃い鮮やかな色使いに変化させていきます。手前の風景に暖色系の色を使うと遠近感が強調できます。(色彩遠近法)
「モチーフの大きさ」
遠くにいくほど、モチーフを小さく、そして近くの風景ほどモチーフを大きく描くと遠近感が表現できます。(大小遠近法)
水彩画の下書きをしよう!
さて、いよいよ絵を描いていきますが、その前に準備があります。
ここからは、私が公園で撮影した写真を例にとって、下書きのポイントを解説していきます。


下書きの道具
絵の下絵を描くための道具としては
HBの鉛筆
練消しゴム
この2つを準備します。
4Bなどの濃い鉛筆を使うと、描く際に手でこすって紙が黒くなったりしますし、Hなどの硬い鉛筆で下書きを描くと紙を傷めたりしますので、HBくらいの濃さが適当です。
絵の主役を選ぼう
水彩画を描くときに大切なのが、「何を一番見せたいか」を決めることです。
これが“主役”となるモチーフです。
主役を決めることで、絵全体がわかりやすくなり、見る人にも伝わりやすくなります。
たとえば「お花」を描くとき、たくさんの花を全部丁寧に綺麗に描くよりも、ひとつの花を決めて、大きめに、しっかり描くことで、その花が主役になります。
反対に、背景にたくさんのものがありすぎると、主役が目立たなくなってしまいます。
主役となるモチーフは、自分が「これを描きたい!」と感じたものを選ぶとよいでしょう。
主役がしっかり決まっていると、絵全体がまとまりやすく、見る人の目も自然とそこに引きつけられるようになるのです。



サンプルのこの写真の主役は、手前にある大きな木を主役としてみますね。
絵の構図を考えよう
絵の主役は決まりましたか?
絵の主役として決めたモチーフが引き立つように描くと、あなたが絵を通して何を伝えたかったのか、見る人に分かりやすくなり、魅力的な絵になります。
絵の構成を考える時は、まず最初に、主役となるモチーフをどこに配置するかを考えるといいですね。


主役のモチーフを絵の真ん中にもってくると、目立つのですが、「面白みに欠ける」と思ったら、画面を縦横3分割にして線を引き、その線が交わる点の部分に主役を配置すると画面全体のまとまりが良く、印象的な構図になります。
また、3分割した線の上に地平線を描くことも絵がまとまり良く見えますので、構図に迷ったら、縦横に3分割の線を引いて考えてみましょう。
主役の配置が決まったら、描きたい風景の中の「どこを切り取って描くか?」が考えやすいですね!
下書きを描いてみよう!
構図が決まったら、下絵を描いていきます。
鉛筆で強く押さえて描くと、紙に傷がついてしまったり、消しゴムで消す際に、線が消えにくくなったりしますので、HBの鉛筆で軽く描くようにします。
まずは、各モチーフの位置をおおざっぱに丸を書いて位置決めをします。
最初に主役のモチーフを配置する場所にモチーフの大きさの丸を書きます。
次に、主役の周りのモチーフの位置にも丸を書いて位置を決めていきましょう。
この時、モチーフの大きさは「遠近法」を意識しながら、手前の物を大きく、遠くのものを小さく描くようにします。
モチーフの位置が決まったら、描いた丸の中にもう少し細かい部分も描いていきますが、あくまで色を塗るための目印程度の下書きにとどめておいたほうが、のびのびと色を塗ることができますよ。


木の下書きは、葉っぱを塊でとらえて、目安程度に丸を書いておきます。
水彩絵の具 色の知識と絵の具の混ぜ方
水彩画を描くとき、絵の具の「色」をどう使うかはとても大切なポイントです。
チューブから出した絵の具を塗るだけではなく、色の知識をもとに上手に混色ができることで絵の印象も大きく変わります。
また、絵の具の混色は、絵を上手に描くということだけではありません。
自分で色の配合を考え、混ぜ合わせた絵の具で「自分だけの新しい色を作りだす」という体験を通して、表現力や創造力を育てることもできます。
描きたいモチーフをよく観察し、「どんな色を作り出そう!」と自分で考え工夫して表現する、そのプロセスも絵を描く楽しさの一つですね♪
色のことを知ろう!「色相環」とは?


【色相環と混色】
「色相環」と言って色を環状に配置した図を見たことはあるでしょうか?
色相環を見ると、色どうしの関係がよくわかります。
となり合う色は類似した色で「なじみやすい色」です。
まぜてもきれいな色になります。
逆に、反対側にある色は「反対色(補色)」といって、補色同士を混ぜると色が濁り、鮮やかさが押さえられて渋い色を作ることができます。
この特徴を使って「黒色」を混ぜなくても補色同士を混ぜることで色を暗くすることができるのです。
また、補色同士を混ぜると、「グレー」を作ることもできます。
【補色を組み合わせた配色の特徴】
色を塗る際に補色同士の色を隣りあって配色すると、お互いの色を引き立てて、にぎやかな印象の絵になります。
補色は使い方次第で、絵を活気ある印象にできますが、使いすぎるとごちゃごちゃした印象になるので、全体のバランスを考えて配置するとよいでしょう。
【色の三原色とは?】
12色の色相環を見ると、赤(マゼンタ)・青(シアン)・黄(イエロー)の「三原色」が三角形に配置されています。
この3色を混ぜ合わせることで、様々な色を作り出すことができる基本の色です。





たった3つの色からたくさんの色が作り出せるなんて!
色って面白いね♪
水彩絵の具 色の混ぜ方の基本
<基本の混色>
混色は、絵の具を混ぜ合わせる分量により無限に色を作ることができますが、基本の混ぜ方が以下です。
赤+黄=オレンジ
赤+青=紫 黄+青=緑





青と黄色の絵の具を混ぜてみたわよ。



うわ~!
きれいな緑色ができたね!
<補色>
代表的な補色の混色の組み合わせは以下です。
黄 と 青紫
青 と オレンジ 赤 と 青緑
紫 と 黄緑
実際に絵の具を混ぜてみて、どんな色ができるか試してみましょう!
水彩絵の具 色の混ぜ方のコツ



混色のコツをいくつか挙げてみましたので、参考にしてみてくださいね。



色を混ぜると自分だけの色が作れるんだね!
混色するのって楽しいなぁ♪
まずは、2色を混ぜてみてください。2色の組み合わせで様々な色ができます。また、混ぜてできた色に水を加えて薄くすると、更にできる色の種類が増えます。3色混ぜると濁った色になりがちです。「グレー」が作りたい場合は、3色混ぜてみると上手くいきます。
色相環を見ながら混ぜる色を選ぼう
どの色とどの色をまぜるかは、色相環を見ながら考えると分かりやすいですね。色相環の隣り合った色はなじみやすいので、明るい色が作れます。逆に色相環の反対側同士の色を混ぜると落ち着いた渋い色が作れます。
絵の具の混ぜ合わせ方は?
混ぜる2色のうち、薄い色(明るい色)の方を最初にパレットに取って、次に濃い色(暗い色)の方を筆にほんの少しだけ付けて混ぜてみます。色を見ながら濃い色(暗い色)を少しづつ足して混ぜていきます。濃い色(暗い色)はちょっとの量を混ぜただけでも色が大きく変化しますので、様子を見ながら少しづつ混ぜるようにしましょう。
混色を作る量は?
混色で色を作る場合は多めに作っておきます。色を塗っている途中で混色した色が無くなってしまうと、再度混色して全く同じ色を作るのは難しいので、色を塗る範囲に対し、十分に足りる量の混色を準備してから塗りはじめましょう。
水彩画を描く順番とは?
下書きはできましたか?
色を塗る前にもう一度、サンプルの公園の木の写真をよく観察して絵の具を混色してみましょう。
下書きの鉛筆の線を整理する
絵の具を塗る前に不要な鉛筆の線は、練消しゴムで消しておきます。
鉛筆の線は、水に塗れると消しゴムで消しても消えなくなります。
鉛筆の線が濃ゆすぎる部分は、練消しゴムを手のひらでコロコロ転がすようにして線を薄くしておくと、仕上がりが綺麗になります。
色を塗る順番
絵の具を塗る順番の基本は、初めに「薄い色・明るい色から塗る」ということです。
初めに「濃い色・暗い色」から塗ってしまうと、そのあとに色を薄くしたり、明るくすることはできないからです。
空・遠景から描く


風景画の場合、初めに「空」から描きます。
空の絵の具を塗る前に、水彩紙に綺麗な水を塗って濡らしておくと美しい水彩のにじみが描けます。
空を塗る時は、用紙の上から下に向かってグラデーションを描いていきます。
空は「用紙の上側の方が自分から見て手前にある」ように描くことで遠近感が出ますので、上側の色を濃く描いていきます。
大きい方の筆で、用紙の上側に濃ゆめに溶いた空の色を塗ります。
下に向かって徐々に水を多く含ませて薄い色にしていきます。
絵の具を塗った後、水彩紙を立てておくと絵の具が下に滲んで広がり、自然なグラデーションになります。
雲を描く場合は、紙が濡れているうちに、丸めたティッシュでそっとポンポンとたたくようにして空の色の絵の具を取ると、簡単に雲を描くことができます。
空が描けたら、紙を乾かします。
急ぐ場合は、ドライヤ―を使うと早く乾かすことができます。(ドライヤーを使用する際は、危ないので親御さんが乾かしてあげてください。)


空が描けたら、遠景から描いていきます。
遠景は中景や近景と比べてモチーフを小さく、そして、薄い色で少しぼんやりとした感じで描いていくことで、遠くの風景に見えます。
ここで、例にとった公園の木の風景には山が無いのですが、遠くに山が見えている風景の場合、遠景の山は薄いブルーグレーのような色で描くと遠くの山の表現ができます。
中景・近景を描く
中景・近景となるに従い、徐々に明るくはっきりした色を使って描くと遠近感が表現できます。
近景は、輪郭線をはっきりと、そして、暖色系の色を使うと更に遠近感を強調することができます。
モチーフの大きさも近景になるにしたがい、徐々に大きくしていきます。
また、風景画は、どの方角から太陽の光がさしているのか?
光の方向を意識しながら描きましょう。
モチーフの色を塗る際は、明るい色から塗り始めます。
次に陰になっている部分に暗い色を塗ると立体感が表現できます。
木の描き方
見本の写真の木を描いてみましょう!
風景画には木を描く場合が多いので、描き方をマスターしておくと、絵を上手に仕上げることができます。



こんな順番で描いていくといいわよ!
木の葉っぱを描く時は、絵の具を付けた筆をパレットに押し付けて回しながら筆先を割り、スタンプを押す時のように紙に「ポンポン」と上から押すようにして描いていきましょう。




上から「ポンポン」と勢いよく押すように描くことで、木の葉っぱのように見えます。
水彩絵の具は薄い色から描くのでしたね。
では、その順番で描いてみましょう!
①葉っぱの薄い色から描く
②次に中間の濃い緑色で描く
③濃い緑色を葉っぱの影に見える部分に描いていく








木の葉っぱの部分が描けたら、次に木の幹と枝を描いていきます。
枝は、葉っぱの隙間に描いていきますが、この時、枝が見えない部分も枝の繋がりを意識しながら描きましょう。


近景の芝生の部分を描きます。
初めに黄緑色から描きます。
次に、手前の部分を濃い緑色で描いていきます。




木の陰の色を混色します。
緑色の中に「赤」と「青」を混ぜてグレーを作り、木の陰を描きましょう。







木の陰を描くと、木が地面にどっしりと生えている雰囲気が出るね!
仕上げの描きこみ
全体のバランスを考えながら、細かい部分を描きこんだり、色が薄いと感じる部分に濃い色を足して塗ったりしていきます。
あまり描きこみすぎると、ごちゃごちゃした印象の絵になってしまいます。
少し描いたら絵から離れて遠くから眺めたりしながら、全体のバランスを考えて描きこんでいきましょう。





できた!!
水彩画を楽しもう!


絵になる題材は身の回りにあふれています。
身近にある親しみやすい物や、描いていて楽しいと感じられるものがいいですね♪
お勧めのモチーフ・題材を参考に水彩画を楽しみながら描いてみましょう!



「楽しく描けること」
「色使いが楽しいこと」
「形がわかりやすいこと」
が絵に興味を持てるポイントね!



興味のあるものから始めると
水彩画をもっと好きになれるね!
小学生の水彩画のおすすめモチーフ
多少形が崩れても自然のモチーフならあまり神経質にならずに楽しく描けます。
・空や雲、山や川などの風景
水彩ならではのにじみやぼかしが美しいモチーフです。
・花
庭や公園の花、花瓶に生けた花など。鮮やかな色、優しい色など、様々な色使いも楽しめます。
・木
公園の木など。紅葉などの季節感も描けます。
食べ物
複数のモチーフを描く際は、それぞれのモチーフを配置する場所も工夫して、絵を魅力的にデザインみましょう。
・果物
りんご、バナナ、ぶどう、みかん など身近な果物。
果物は形が簡単な物が多く、丸い形や鮮やかな色は、子供にも描きやすいモチーフです。
・お菓子
クッキー、ドーナツ、キャンディー など
描く楽しさに加えて、色選びやデザインのセンスも育ちます。
動物
・好きな動物
ライオン、象、カメなど
テレビ番組や図鑑、動物園などで見た動物を描いてみるのも楽しいですね。
・ペット
犬、猫、鳥、うさぎ など
毛並みや動物の動きを観察して絵に描いてみましょう。
思い出・イメージ
・遠足や旅行の思い出
楽しかった記憶を絵にすることで、表現する力が自然と身につきます。
・空想の世界や空想の動物
創造力を自由に発揮でき、子どもの個性を伸ばせます。
水彩画を親子で楽しもう♪
親子で一緒に楽しめる水彩画の時間は、絵を描く楽しさだけでなく、親子のコミュニケーションや創造力を育む素晴らしい機会になります。
ここでは、親子で楽しめる水彩画のアイデアについてご紹介します。
親子で楽しめる水彩画のテーマ
同じモチーフを描いてみよう
たとえば「リンゴ」「お花」「お気に入りのおもちゃ」など、同じものを見ながらそれぞれ描いてみます。絵が出来上がったら見せ合って、お互いの絵の感想を話し合うと会話もはずみます。
一緒にお出かけして風景を描く
公園や庭、旅行先の風景など、実際に見ながら親子で描く「写生」もおすすめです。スケッチブックと絵の具を持ってピクニック感覚でお出かけすると、楽しい思い出作りにもなりますね。
お互いの似顔絵を描いてみよう
親子でお互いをモデルにして描くことで、観察力や表現力が楽しく養われます。
物語を作って絵にする
自由な発想により物語を考えることで、創作意欲を育てられます。子どもと一緒にお話を考え、それを絵にしていく「絵本づくり」なども楽しいですね。
親子で楽しむ水彩画は、上手に描くということよりも、「一緒に楽しむ」ことが大切です。
水彩画を楽しむことで、お子さんの観察力や創造力が育まれます。
また、モチーフをしっかり観察しながら絵を描く体験は、集中力を養います。
アートを通して日常を楽しいものにできたら素晴らしいですね!



出来上がった作品は、額に入れて部屋に飾ると記念になるし、更に楽しめますね!



額装については、こちらの記事を読んで参考にしてみてね。


まとめ
水彩画の上達のためには
1.絵の主役を決める
2.構図を決めて下絵を描く
3.モチーフをよく観察して、絵の具の混色を工夫する
4.遠近法を意識しながら遠景・中景・近景を描き分ける
5.光の当たっている方向を観察して、明暗を描く
などのポイントがありました。
しかし、一番大切なことは『絵を描くことを楽しむ』ことですね!
身の回りのものをよく観察してみましょう。
たとえば、日常よく見ている道路の木や、雲の形、果物など、よく見ると、真っ白だと思っていた雲にも、様々な色が混じっていたり、同じ木でも季節により形や色が違っていたり、など新しい発見があります。
よく見て、感じたことを、自分らしく自由に表現してみましょう!
楽しんで描いた絵は、見る人にあなたの感動を伝えてくれますよ♪